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ハマ子さん、パンツください。

 父と妹が亡くなった我が家では、母は母であり、よき親友でもある。夜中の3時まで眠れないと、起き出しては、ハーブティーを飲みながら、ばか話をする。

 今夜もそうだった。お父さんとは、バレンタインデーにお見合いをして、お父さんの誕生日に結婚したハマ子さん。

「あたしね、つきあってた時に、お父さんにパンツをくださいって、言われたことがあるの」。

「ばかじゃないの。ハマ子さん。それであげたの」。

「あげたわよ。家に帰って、こっそり匂いを嗅ぎたかったんじゃないの」。

「お父さん、変態なんじゃないの」。

「ちがうわよ。それだけ、あたしのことが好きだったのよ。あたしがお父さんを好きだったより、お父さんがあたしを好きだった思いの方が強いと思うの」。

「あたし、お父さんを泣かせたこともあるもの。結婚しないって言ったら、車のハンドルに顔をふせて、ククッ、ククッて言いながら、泣き出したの」。

「お父さん、ハマ子さんのことが好きだったんだ」。

「そうよ。それで、あっけなく55歳で死んじゃった。生命保険のたぐい、一銭もかけてなかったんだから」。

「そうだよね。お父さんは、命を商売にする保険屋の気が知れないって言ってたもんね」。

 いま、夜中の4時だ。ハマ子さんのばか話を聞いたあたしは、ブログにそのことが書きたくて仕方がない。今夜も、徹夜だ。

 ブログのお友達の訪問は、ぬいぐるみのロビンちゃんが手伝ってくれる。ひざに乗り、「ママちゃん、その人のブログはもう読んだんじゃないの」なんて言う。

「いいの。面白かったから、もう一度、拍手をしてあげるの」。

「べつにいいけどさ。早く寝ようね」。

 大学教授がディズニーシーに連れてってくれるそうだ。ロビンちゃんは、大学教授にやきもちを焼いている。

「ママちゃん、大学教授が現れるまでは、ボクのことが一番好きだったのに、大学教授が現れたら、二番になっちゃったじゃないか。ボクも男の子ですからね。そりゃあ、やきもちも焼きますよ」。

 そのことを大学教授に話すと、「ディズニーシーにロビンちゃんも連れて来ればいいじゃないか。そうすると、ロビンちゃんとは、三角関係になるな」。

 いい年こいた大人がこんなばか話に付き合ってくれる。そんな大学教授のことがやっぱり好きだ。ロビンちゃん、大学教授にディズニーシー、連れてってもらおうね。
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カエルのロビン

Author:カエルのロビン
フリーランスの記者&編集者。星野源と加瀬亮が好きといえばオシャレだと思っている。何歳からアラフィフか母親と協議中。数年分の旅行記と食べ歩き日記を順次アップしていきますので、よろしくお願いいたします。
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