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記事一覧

30歳、過労で長期入院。

 30歳の時、編集部で過呼吸を繰り返し、救急車を何度も呼ばれたりして、結局、過労で入院することになった。 身長165.5センチ、44キロ(半月前には40キロを割った)。ひどい過敏性腸症候群で、生命の危機になるまで、痩せてしまった。スカートがウエストで、ぐるぐる回っていた。 単行本の編集を2冊同時に抱えていた。野口悠紀雄先生と料理家のケンタロウの本だ。 二つとも、大きな企画で、うまくすれば名刺代わりになる仕事...

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小豆島の素麺よ、また来年!

 今日、母は、日大板橋病院だ。 高血圧の薬をもらっている腎臓・高血圧・内分泌内科、難病のシェーグレン症候群の経過観察をしている血液膠原病内科(けつえきこうげんびょうないか)、眼科と三つも科を回らなければならない。 眼科は今日、黄斑浮腫(目の網膜の腫れ)がまた悪化したので、ステロイドの注射を目に打つ。普段の目薬に加え、3日前から抗菌薬のもさしていた。 母は、両眼とも、緑内障で上半分が見えない。 右眼...

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(6)トキワ荘マンガミュージアム

 トキワ荘の一階では、「マンガとあゆんだ人生を語る」というビデオを観た。 鈴木伸一は、ディズニーとの出会いを鮮明に覚えているという。白雪姫が輸入され、感動し、40回も観た。切れたフィルムを勤めていた友人にもらい、大事にしていた。『漫画少年』を母親に買ってもらっていた。『漫画少年』のマンガをたくさん模倣したとか。手塚の作品にも、多大な影響を受けたとか。 寺田ヒロオから手紙をもらった。寺田に地図を描いて...

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(5)トキワ荘マンガミュージアム

 復元されたトキワ荘は、出来て10年経った様子を再現するために、「エイジング」という演出をしている。外壁は雨や土で汚れたように手を加えている。 フリーペーパー。読んでみると、トキワ荘について、いろいろなことがわかった。 トキワ荘の一階では、「マンガとあゆんだ人生を語る」というビデオを観た。 鈴木伸一は、ディズニーとの出会いを鮮明に覚えているという。白雪姫が輸入され、感動し、40回も観た。切れたフィルム...

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(4)トキワ荘マンガミュージアム

 山内ジョージの部屋。 石ノ森は、隣の17号室に加え、仕事部屋として、18号室を借りていた。 山内は、石ノ森のアシスタントとして、この部屋に暮らしながら、原稿を仕上げる作業をしていた。 山内の入居当時は、アシスタントは一人だったが、長田吉夫が加わったため、机が二つある。 石ノ森は、この部屋を転出した後も、仕事部屋を残していて、山内はこの部屋に暮らしながら、石ノ森や赤塚の手伝いをしていた。 隣に石ノ森の...

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ぷるるんアガー。

 今日のおやつは、『自由学園の「お食後」』というデザートのレシピ本に載っていた、アガーを使ったゼリーを作った。 本では、いちごを使っていたが、いまはいちごが高いので、昨日、ザ・ガーデン自由が丘で、アガー(100g・380円也)、熊本県産のでこぽん(270円也)の缶詰、愛媛県産の真穴みかん(302円也)の缶詰を買ってきた。 アガーとは、海藻からできたゼリーの素だという。ゼラチンや寒天に比べ、透明度が高く、独特な...

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(3)トキワ荘マンガミュージアム

 紅一点・水野英子の部屋。7ヵ月暮らした。上京したのは、石ノ森章太郎と赤塚不二夫と「U・マイア」名義で合作マンガを描くためだった。 柳行李のスーツケースひとつで上京し、机や布団は編集者の丸山昭や赤塚不二夫の母親がそろえてくれたという。 壁のカウボーイの絵は、その上手さに他のマンガ家たちも関心したそうだ。今回、再現するにあたり、水野が特別に描き下ろしたとか。 ふすまの絵も、今回、水野が描き下ろしたも...

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デブが飛ぶ!! 小浜島の思い出

 2019年4月23日〜27日まで、四泊五日で、沖縄の小浜島に母と行った。日本最南端のリゾートホテル・はいむるぶしに泊まるのが目的だ。 小浜島は、石垣島と西表島の間にある、とても小さな島だ。はいむるぶしとは、沖縄の方言で、「南十字星」を意味する。22時半を過ぎると、北斗七星の左隣に見える。 はいむるぶしのある八重山地方は、「天文学者27名が厳選する綺麗な星空」で全国第1位に選ばれた。 国際天文学連盟が決めた世...

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(2)トキワ荘マンガミュージアム

 共同炊事場。リアルな再現空間。ガスを使用するためには、月ごとに料金を支払う必要があった。 しかし、マンガ家たちは、お金がなかったり、あってもすぐに映画などに使ってしまうため、食事には最小限の金しかかけられなかった。 鈴木伸一は、ガス代を払えなかったため、炊事場が使えず、パンばかり食べていたという。 山内ショージが自炊に挑戦したときには、赤塚不二夫の母親に料理の手ほどきを受けたとか。 流し台は、洗...

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(1)トキワ荘マンガミュージアム

 トキワ荘に行く途中にある、Zizzというダイニング&バー。仕事終わりに編集部の連中と夜通し、ドンチャン騒ぎをしたもんだった。 池袋のロサ会館でも、よく朝までビリヤードをやったなぁ。「仕事が終わったから合流する」という電話が来ると、リーダー格のライターが「殉職者が来まーす!」と言って、笑いを誘ったもんだった。 山手通りと目白通りの交差点にある。ここを右に行き、二又交番をさらに右に行くと、左手にトキワ荘...

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ラーメン大好き小池さん!

 昨日は、トキワ荘の帰り、漫画家たちが食べたという、伝説の松葉という中華料理屋で、しょうゆラーメンを食べた。 映画や本について話し込み、遅くなって、ラーメンを藤子不二雄Aが店に出前を頼みに行ったという。トキワ荘から3分ほど。電話をかけるより早い。当時(昭和34年頃)は、ラーメンは一杯、45円だった。「ンマーイ」。藤子不二雄の漫画によく出てくるこのラーメンは、いまも健在だ。脳梗塞で倒れた2代目店主・山本...

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自由学園の「お食後」。

『自由学園の「お食後」』(誠文堂新光社・刊)。1500円也。98年を超えて、生徒たちが受け継ぐ、伝統のお菓子———。「お食後」とは、デザートのこと。卒業生たちが、企画、編集、写真、スタイリング、ライティングをした本。編集者が見ても、よく出来た本だ。 自由学園では、いまでも、生徒たちが食事を作り、先生と一緒にホールでみなが食べる。それが教育理念だ。  おいしそうなデザートが洋菓子編、和菓子編に分かれて、いっ...

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朝焼けがきれいだ。

 朝焼けがきれいだった。その後すぐに雨がパラついてきたが。なんかいいことありそう。 コロナなのに、出歩いてるあたしを大学時代の友人が心配してくれた。「トキワ荘が混んでなくて、よかったよ」。心配かけるな。 りんご、バナナ、小松菜のスムージー。朝のおめざ。夏バテなんて、吹っ飛ぶ。電気屋のおじさんが教えてくれたレシピだ。おじさん、元気にしてるかな? トキワ荘で撮った写真が102枚。その後行った自由学園明日...

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(4)森光子の放浪記の作者・林芙美子記念館

 養子の泰(たい)ちゃん。 原稿書きのかたわら、台所仕事もしたし、配給も取りに行った。「家庭を持って、自分が小説なんか書いて仕事をしていると、わーと泣くときなんかあるが、それを耐えていく」。 軍に要請されて、戦地に赴くこともしばしばだった。敗戦後、軍国主義者だと言って、非難された。 しかし、芙美子は戦争が好きなわけではなく、仕方なく戦地に赴いた兵隊たちを励ましに行きたかっただけなのだ。「偉い人より...

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マクドナルドで、早稲田いじめ。

 大学一年の時、マクドナルドでバイトをしていた。講談社の記者見習いと平行してやっていたのだ。 わたしは、ドジで、要領が悪い。ミルクを冷蔵庫に詰めるときも、先入れ後出しということを知らないで、新しいものをどんどん後から詰めていった。 当然、注意された。 トレイを落とした時も、洗わずに使おうとしたら、「おまえ、きたねーだろ。洗えよ」と言われた。 シフト上がりに靴を取り替えるのを忘れて、スタッフルームに...

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明日は、トキワ荘マンガミュージアム!

 昨日は、トキワ荘をチャリで、下見してきた。10時の予約に遅れないように。家からチャリで、30分くらい。「ねぇ、ぼーやたち!」。行く先々で、チャリに乗った子供たちに道を聞いたが、みな礼儀正しくて、明るかった。日本の未来は、捨てたもんじゃないのかも知れない。 小学一年生くらいの子に道を聞いたら、「この先、200メートルくらいです」と距離がスラスラ出るのには、驚いた。 トキワ荘を背に公園を見る。 当時の若い...

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(3)森光子の放浪記の作者・林芙美子記念館

 養子・泰(たい)がピアノを弾いているところ。 自画像は、撮り忘れた。画家になることも考えたことがあった芙美子は、アトリエで絵筆を取ることもあった。藤田嗣治、梅沢龍三郎など画家との交流もあった。 23歳、画学生の手塚緑敏(てづか・まさはる)と知り合い、同棲、生涯の伴侶となる。私は、林芙美子はオトコ癖が悪く、生涯独り身だと思っていた。 今回、記念館を訪れて、原稿を書きながらも、家族を愛する家庭的な人だ...

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(2)森光子の放浪記の作者・林芙美子記念館

 寝室。この部屋と奥の次の間は、芙美子の書斎として作られたが、芙美子は明るすぎると言って、隣の納戸に移ってしまった。 その後は、夫・緑敏(まさはる)と養子の泰(たい)の寝室になり、泰が学校に行くようになると、親子三人そろって、ここで朝食を食べた。 茶の間。掘りごたつ、釣り戸棚、二段押し入れ、収納式神棚、多くの小引き出しなどを備えたこの部屋は、暮らしやすさを考えた一家団欒の場だった。 ちゃぶ台を囲ん...

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(1)森光子の放浪記の作者・林芙美子記念館

 チャリで行く途中、編集部の連中と仕事終わりに夜通し、ドンチャン騒ぎをしたダイニング&バーのZizzがあった。懐かしい。 山手通りと目白通りの交差点を越えて、さらに新宿方面へ向けて真っ直ぐに行く。 林芙美子記念館のスタッフの方が、ご親切にも、西武新宿線の中井駅まで迎えに来てくださった。電話はかけたが、よく私だとわかったものだ。 新宿区立 林芙美子記念館の入口。家からチャリで40分ほどだった。私以外に見学...

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プロフィール

カエルのロビン

Author:カエルのロビン
フリーランスの記者&編集者。星野源と加瀬亮が好きといえばオシャレだと思っている。何歳からアラフィフか母親と協議中。数年分の旅行記と食べ歩き日記を順次アップしていきますので、よろしくお願いいたします。
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